2006年01月08日

ニース旅行記8〜サン・ポールとヴァンス〜

美術館を出て、帰りは下りの散歩道。
途中に古い教会発見。後ろに見えるのがサン・ポールの村。
城壁に囲まれて、山の上にちょこん、と乗っかったかわいい村。
nice39.JPG村の入り口を入ってすぐの所にあったカフェでランチにした。
空いているレストランがほとんどないので、結構にぎわっている。メニューは基本的にイタリアン。
私はゴルゴンゾーラのパスタにワイン、連れはクラブハウスサンドイッチとコーヒーを注文。
実は可もなく不可もなくという味であったのだが、一つだけ絶品だったものがあった。
勧められてつい追加してしまったポテトのフリットが美味しかったのである。
お皿に山盛りになって出てきてビビッたのだが、これが揚げたてアツアツのカリカリで美味しいの何の。
パスタが出てくる前に夢中になって食べてしまったので、結構苦しい事になった。
巨大なケーキ群に目は釘付けだが、さすがにデザートを入れる場所が確保できず、泣く泣く断念。

あまりゆっくりしないで、村の散策にかかることにした。
サン・ポールの村の建物は16世紀に創られて、その頃からほとんど変わっていないらしい。
白い壁と石畳。どこを切り取っても可愛らしい。

フランスで最初に古い村を訪ねたのがここだったらたぶん感動しただろう。
でも、前日訪れたアントルヴォーの物思いに沈んだ静けさを見てしまった後では、どうにも村の中はテーマパークの様に観光地化されてしまった感をぬぐいきれない。

村の外側の道を城壁に沿って歩き、村の一番奥にある墓地へと脚を運んだ。
ここにはシャガールの墓があるはずなのだ。
様々な墓地へのビックリするほど極彩色なお供え花にびっくりしつつシャガールのお墓をさがすと・・・
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シャガールのお墓は真っ白でシンプルに頭の部分にローズマリーが茂るお墓だった。
お墓に小石が乗せてあるのはこの地方の伝統らしい。

墓地見学も終え、村の(たぶん)メインストリートを戻りながら、おみやげの物色を。
途中のお土産屋で陶器のお皿とセミのマグネット、ファブリックショップでテーブルクロスとおそろいのクッションをまたまた購入。
様子からすると、夏であれば村の道はほとんどがお土産屋とアーティストのショップで占められているようで、これはまばらにしか店も空いていないシーズンオフに来たことが、まだ村の雰囲気を感じるには良かったような気がした。
話に聞くとベストシーズンでは凄い混雑らしい・・・?
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なぜかそうゆっくりする気分にもなれず、早々に移動しようかという話になった。
せっかくここまで来たので、近くにあるヴァンスという町にも寄って見たかったのだ。

町としてはヴァンスの方が大きいのだと思う。
ヴァンス近郊で有名なのは、マティスが晩年取り組んでいたロザリオ礼拝堂だ。
本当ならばぜひとも足を伸ばしたいのだけど、今回は時期が時期なのでクローズしているのがわかっている。
いざという時にシーズンオフということはどうもいただけない。
サン・ポールからバスでヴァンスへはせいぜい10分位で着く。
運転手さんにヴァンスでおりるよ、と言っておいたのだが、どうも下ろしてくれた所は普通の町中のバス停。
いかつい運転手さんに、ここがヴァンス?と聞くとそうだと言う。
ええと、どちらに向かえばよいのでしょーか?  聞く人も見当たらない。 
本当にここはヴァンスなのでしょーか?教えてくださいー

ガイドブックにある地図しか頼りが無いので、必死になって通りの名前を探して解読する・・・
どうやら、ここでも道路の工事の為にバス停が変更になっていて、村の入り口からかなり遠い所で下ろされたらしい事は何となくわかってきた。
かなりの不安を感じつつ多分こっちだろうという方向に歩き出した。
しばらく行くとわき道にマティスのロザリオ礼拝堂への標識。でもこっちは行ってもしょうがない。
もっと早い時間だったら外観だけでも拝みたいと思っただろうけども、もうあたりは半分暗くなりかけている時間だ。

なんだか狭いくせに車がよく通るせせこましい道をしばらく歩き、途中にちょっと特徴のあるロシア風礼拝堂をやり過ごし、なんかそれらしい広場に出てきた。
ガイドブックによるとここが長距離バスの発着所になっているはずである。
どうにも不安を感じて、先にツーリストインフォメーションで聞いてみることにした。
ニースに帰るバスは何時にどこから出るの?という質問に、時刻表に加えてちゃんと地図にしるしを付けてくれた。
やっぱりさっき降りたバス停の反対側に臨時停留所があるらしい。

この冬の間にニースやヴァンスに観光旅行する方が万が一読んでいらしたら、要注意です。
バス停はガイドブックを信用してはいけません。変更になってます。

タイムリミットもきまったことで、いよいよ町の中へ。
でもいい加減くたびれてきたこともあって、いまひとつ乗りが悪い私達。
どうもここまでの道のりも、この目の先に広がる町並みもいまひとつピンと来ないからである。
これってただ普通に人が住んでる町じゃん?  思えばあたりまえのことである。
道が細い上に車が多くて辟易していたのだ。
古い町の中に入る。 所々たまーにお土産屋があるだけじゃん?。 夏であれば更にそうであろう。
だんだん暗くなってくるし、かなり疲れてきた連れをやっぱり広場の泉の脇に座らせて、私は急ぎ足で辺りをぐるっと走ってくることにした。
うーん、何かあるのかもしれないが、アンテナがさっぱり働かなくなってしまった私。
暗くなって来たのもあって、後から考えればシャガールの壁画があるらしい教会の中くらい覗けばよかったとは思うのだがどうも中途半端な町であったヴァンスに愛着も何も沸かずにいそいそとバス停への道を急ぐ私達なのであった。
nice43.JPG
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なんだか尻すぼみの一日ではあったが、無事に帰りのバスに乗り込んだ。
どうやら朝と同じ女性運転手さん。

ホテルに近い海辺の停留所でバスを降り、夜のおかずを仕入れながらホテルへと向かう。
お肉やさんで、サラミを2種類スライスしてもらい、鳥肉のフライを購入。
初日に買ったワインは飲んでしまったので、ワイン屋さんでプロヴァンスワインの赤のおすすめを選んでもらった。
「おみやげにするのなら箱にいれようか?」と聞いてくれた店のおじさん。
「すぐに夕食に飲んじゃうつもり」と言う私に、嬉しそうに笑って「一時間前に栓を抜いてね」
それからパン屋さんでパンやタルトを買って、今日のお買いもの終了。

サン・ポールのHP→
ヴァンスのHP→
posted by ruru at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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