2007年01月13日

PROMISE<無極>

中国、日本、韓国合作のオリエンタルファンタジー大作という触れ込みだった。


PROMISE <無極> 特別版PROMISE <無極> 特別版
チェン・カイコー 真田広之 チャン・ドンゴン


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奇想天外、摩訶不思議。
こんなにもゴージャスなキャストとスタッフと制作費を使いまくって、
まぁずいぶんとお遊びをやったねぇ・・・

私は好きですよ、こういう大真面目にちょっとズレてしまった映画ってのは。

B級と言ってしまうには、各パートが妙に力が入っていて、かといって大作というにはいくらなんでも辛すぎる・・・
でも不思議なことに極上のキャストとスタッフのお陰か、くだらないと思いつつ何度も観れてしまうのだ。

コメディで無いにもかかわらずなかなか笑える映画でもある。
制作者が笑いを狙ったのか大真面目なのかが今ひとつ判らないところが、なんとも落ち着かない気分で、こらえ切れずに爆笑するも、なんとなく悪いことしたような気になる。

はっきり言って変な映画である・・・


戦乱の世で親を亡くし行き倒れ寸前の少女・傾城は、運命を司る女神から真実の愛と引き換えに、すべての男からの寵愛と何不自由ない暮らしを約束され、やがて王妃の座につく。

王を支える無慈悲・無敵の大将軍・光明は一筋の涙で破滅する運命を女神に告げられる。
彼はこの世のものとは思えぬ脚力を持つ奴隷の男・昆崙に目を留め、自らの従者とする。

女神は彼らに告げる。
「それは運命。川が逆流し、時が遡り、死者が生き返らない限り運命は変えることはできない」

彼らが出会った時、それぞれの運命の歯車が回り始める。
彼らは運命を超えることはできるのか・・・


主役三人は、中国、日本、韓国を代表するスター俳優。
日本からは真田広之。韓国からチャン・ドンゴン。そして中国からは、セシリア・チャン。

圧倒的に光っているのは真田広之である。
華やかな華鎧を着け、無敵を誇る大将軍の勇姿。ちょっといやらしげな中年の顔。
傾城と出会い、愛を知ってしまった男の弱気。
なんだかいいねぇ。

それに比べて奴隷役のチャン・ドンゴン。いったいこの役はどうした事だ。
一番の要の役だと思うのだが、同時に笑われキャラに陥ってる。

でも実を言うとこの映画で一番存在感があるのは、彼らを追い詰める哀しき公爵を演じるニコラス・ツェーなのである。
この人、とってもきれいな顔をしている。耽美派にはたまらんでしょう。
彼も笑えますが・・・

さて、ゴージャスなのは俳優陣だけではないのである。
撮影・美術担当は、グリーン・デスティニーでアカデミー賞をとった人。
音楽担当は、パイレーツ・オブ・カリビアンやグラディエーターの人。
特殊効果は、カンフーハッスルや少林サッカーの人。
アクション振り付けは、スパイダーマンやマトリックスの人。

集めに集めましたね。
さすがに映像は美しく、視覚効果、色の使い方なんかがとても凝っていて観ていて飽きない。
衣装も素敵。
音楽もいい。アクションなんかもいけてる。
でも何がいけないのだろうか、どうもチグハグなんである。
カンフーハッスル的発想と味付けが時折顔を出すからか?

う〜ん・・・
この映画が結構楽しめてしまうのはひとえに個々のパーツの魅力であり、映画としては
どうもなんだかちゃっちいと言わざるをえない。
核となる脚本が弱いからかな〜
もちろん、アジア大陸を又にかけてこれだけの人材を集めたプロジェクトっていう部分はすごい事だと思う。

何だかよく判らないレビューだけど、実際よく判らない映画なのである。
怖いもの観たさでDVDを3回も観てしまった。

興味をもってこれから観る方、
大真面目に観ちゃいけませんよ。アニメでも見るつもりで力を抜いて観ることです。

以外と楽しいです・・・




posted by ruru at 00:01| Comment(6) | TrackBack(1) | 映画いろいろ... | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
公爵は、一途な愛の故といえども罪人だから、愛のギロチン。
奴隷役は、純愛派だけどインパクト無いので未練残しつつスルー。
大将軍は、やらしい粘りで持ち味を出してる。
だれに感情移入するかといえば、わたいは。。。ナイショ。
Posted by マロニエ at 2007年01月14日 01:21
あはは、面白そうですね〜。
韓流もそうですが、香港映画とか
真面目に観ると???なものありますねぇ。
それが魅力だったりして。

密林のカスタマーレビューを読んでも
なんとも表現できない映画なんだなあ
というのが伝わってきます。
Posted by emily_711 at 2007年01月14日 03:09
>マロニエさん
悲しい目をした公爵の奴隷もよかったですよね。

やらしい粘りって・・・ははは
Posted by ruru at 2007年01月14日 22:41
>emilyさん

なぜか笑いを交えずには語れない映画です。
視覚的にはね、綺麗なんですよ。細部に凝っていて。
ただ、その中に、これはないだろう!ってのや、そう来たか・・・てのが多すぎて笑うしかない。

観る価値はあります。
Posted by ruru at 2007年01月14日 22:52
恋愛の少年期、青年期、中年期の相を見せてくれているような気も。

悲しい目の奴隷 アジア的共感をよびます。
Posted by マロニエ at 2007年01月15日 08:50
>マロニエさん

さすがにマロニエさんは読みが深いです・・・

ついつい魅入ってしまい、後を引く原因はそういう部分にあるのでしょうね。
Posted by ruru at 2007年01月22日 20:28
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ソウ
Excerpt: 映画を見た感想を書いています。今後もどしどし記事を増やしていこうと思っています。よろしくお願いします
Weblog: 映画@DVDの旅
Tracked: 2007-02-13 00:43
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