![]() | ストレイト・ストーリー リチャード・ファーンズワース デヴィッド・リンチ シシー・スペイセク ハリー・ディーン・スタントン ポニーキャニオン 2005-03-02 by G-Tools |
とてもスローでシンプルな実話に基づいたロードムービー。
穏やかで淡々とした描写に心が暖まり、最後に静かな感動が心にしみる。
この映画を最後に他界した主演俳優、リチャード・ファーンズワースの名演に尽きる・・・
デビット・リンチが監督と聞いて、あのそこはかとない狂気の映像を思い浮かべてはいけない。
暖かい、本当に暖かい映画。
リチャード・ファーンズワースの、あの静かで穏やかで、そして確固たる顔。
彼なくして、この映画はありえないだろう。
人によっては、ひどく退屈とも思われるであろうゆったりと流れる時・・・
73歳のアルヴィン・ストレイトは、足を痛めて杖が2本無いと歩けくなってしまう。
ところがそこへ、喧嘩別れしたまま10年間も口を聞いていない兄が、心臓発作で倒れたという知らせが入る。
彼は、どうしても兄に会いに行かなくてはと思う。
杖がないと歩くことも出来ず、目が悪くて車の運転も出来ない。
でも、彼は娘や周囲の反対を押し切り、自分ひとりで兄のもとへ行くことを決断する。
アイオワからウィスコンシンまで約500Km、車で行けば1日の距離。
彼はなんと、時速8キロしか出ない農耕用トラクターを改造し、荷物を積んで出かけるのだ。
約6週間かけて。
彼が兄のもとへたどり着くまで。これがこの映画のすべてだ。それだけなのだ。
自転車レースの若者達が彼を追い越す。
ヒッチハイカーの少女は手に持つ行き先パネルを引っ込める。
結局後に合流する彼らとの会話の一つ一つに、人生の重みを感じさせられる。
若者の一人が聞く。
「歳をとって良いことは?」
「経験をつんで、細かいことは気にせんようになる」
「では悪いことは?」
「若い頃を覚えていることだ」
アメリカののどかな田園風景。
この美しい映像を撮ったカメラマンは83歳だという。
風景は静かに流れていく。 時速8キロで・・・
道中、いろんな人との交流がある。
トラクターが故障した時、車で目的地まで送ろうとの申し出がある。
でも彼は断る。
ひとりで、どうしてもやり遂げたいのだ、と。
兄と、昔一緒に観た星空をみたい・・・
ボロボロになったトラクターでついに兄のもとにたどり着いた時。
二人の間に言葉などいらなかった。
「あれに乗って、俺に逢いに来たのか・・・」
自らの人生の中での、心の空白を埋めようとするかのような、時速8キロ、6週間の旅。
彼の言葉のひとつひとつが、静かに心に残る。
このいい顔!
どこかで、と思ったら、「赤毛のアン」でマシューをやっていたお方。
「ゲッタウェイ」にも・・・
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「ストレイト・ストーリー」
いい作品ですよね。
勝手ながらTBさせていただきました。
デビット・リンチらしくないような、デビット・リンチらしいような・・・
映像がとてもきれいな映画でしたよね。
素直に感動させられました。
娘役のシシー・スペイセクも なんか良かったです。
また遊びにきま〜す(/・ω・)/
またお待ちしてます!
今日、この作品を観たのですが、ラストがとても良かったです。
本当に、このラストは心が温かくなりますね。
静かにじわ〜っと広がる感動というのでしょうか。
シカをはねた女の人は私も笑いました〜